マイナ保険証は、会計手続きが煩雑になる一方で、過去の医療情報の共有や高額療養費の簡略化などのメリットも提供します。
2024年12月から、健康保険証はマイナ保険証に一本化される予定で、病院の受付ではカードリーダーによる読み込みが必要です。
このプロセスには顔認証や暗証番号の入力が求められるため、従来の健康保険証に比べて手間が増えています。
しかし、マイナ保険証にはいくつかのメリットも存在します。
例えば、患者の同意のもとで、過去の処方薬履歴や特定検診の情報を医師や薬剤師が確認できるため、誤った情報伝達を防ぎ、飲み合わせのリスクを軽減できます。
また、高額療養費の手続きが簡略化され、必要な情報を提供することに同意すれば、病院の窓口で支払う治療費が高額療養費を前提とした額になるため、事前の手続きが不要になります。
さらに、医療費控除の申請も便利になります。
マイナポータルを利用することで、治療費の領収書を保管する必要がなく、医療費通知情報を管理できるため、確定申告が簡単になります。
これにより、患者は手間を減らしつつ、医療サービスを受けることが可能になりますが、導入に際しては手続きの煩雑さが課題となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/364603681af69ca406a4c282d798835cb84c21d0
ネットのコメントでは、マイナ保険証に対する賛否が分かれた意見が多く寄せられました。
利点としては、過去の医療情報を一元管理できる点が挙げられ、特に医療機関での情報確認がスムーズになる可能性があることが評価されていました。
しかし、更新手続きや本人確認の煩雑さが指摘され、高齢者や認知症患者が利用する際の難しさについて懸念が示されました。
特に、更新やパスワード管理が難しい高齢者にとって、マイナ保険証の利用は負担になるとの意見が多かったです。
また、医療機関での受付が混雑することや、顔認証や暗証番号の入力に時間がかかることも不便との声が多く、従来の保険証に比べて利用者の負担が増えるのではないかという懸念がありました。
さらに、マイナ保険証の利用が普及していない現状や、実際に医療現場での運用においてトラブルが発生する可能性についても指摘されました。
一方で、マイナ保険証を利用することで得られるメリットを感じている利用者もおり、個々の利用状況によって意見が分かれる結果となりました。
ネットコメントを一部抜粋
医療従事者ですが、既往歴や内服薬については受診時に患者さん本人から確認したい派です。
任意のマイナカードを一律に保険証にすることは根本的にできないです。
他の人の情報が紐づけ、認証出来ない、人的エラーもありますがもっと大きな問題があります。
マイナ保険では、レセプトなどの関係で二ヶ月前の治療、処方薬の履歴しか見れません。
通常医療機関で健康保険証を出すのは初回受診時と継続受診の場合でも月一回でほとんどの受診は診察券だけです。