北朝鮮が10日間連続でGPS妨害電波を発信し、無人機対応訓練を行っていると韓国軍が発表。民間の運航に影響を及ぼす可能性がある。
要約すると北朝鮮が10月19日に、韓国軍の無人機と類似するものが平壌で発見されたと発表したことを受け、韓国軍は同日未明に北朝鮮が南北軍事境界線近くの江原道北部で全地球測位システム（GPS）の妨害電波を発信したと明らかにしました。
このGPS妨害電波の発信は10日連続で行われており、最初は朝鮮半島西部の黄海の境界線付近で確認されましたが、14日以降は京畿道や江原道北部でも妨害電波の発信が見られています。
最近の発信量は5～6月に比べて減少しており、発信時間も短く、方向も多様化しています。
韓国軍は、これは北朝鮮軍が無人機の飛来に備えるための訓練であると分析しています。
合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は、主に無人機の出現に備えた自主的な訓練が目的であると述べました。
北朝鮮のGPS妨害電波発信は、韓国軍の装備や作戦には直接的な影響を与えないものの、民間の船舶や航空機の運航には影響を及ぼす可能性があります。
与党「国民の力」の鄭熙溶国会議員が科学技術情報通信部から得た資料によると、2010年8月から2023年10月13日までに、GPS妨害電波発信による障害が7270件発生しており、今年に入ってからは3月以降1936件のGPS妨害電波発信や障害が確認されています。
北朝鮮がGPS妨害電波を発信している場所には開城、金剛山、海州、平康などが含まれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/371bc06b0f958c2f88e049a1420d1a45bffbac5e