韓国のハンファオーシャンが米海軍から艦船の維持・保守作業を再受注。給油艦「ユーコン」の修理を行い、戦闘艦MRO受注を目指す戦略を進めています。
要約すると韓国の造船大手ハンファオーシャンは、米海軍から艦船の維持・保守作業(MRO)を再受注したことを発表しました。
この受注は、米海軍第7艦隊に所属する給油艦「ユーコン」の修理事業であり、同艦は3万1000トンの規模を持ち、来年4月までに修理を完了し米海軍に引き渡される予定です。
受注金額は数百億ウォン、すなわち数十億円に達すると見込まれています。
この受注は、ハンファオーシャンが今年8月に受注した米海軍の軍事支援艦「ウォーリーシラー」の整備に続くもので、同社は巨済造船所で作業を進めています。
なお、ハンファオーシャンが受注した艦船は全て非戦闘艦であり、米国の連邦法により戦闘艦は基本的に米国内で整備されるため、非戦闘艦の受注が中心となっています。
今後の収益性向上には、戦闘艦MRO事業の受注が鍵となるため、ハンファオーシャンはその課題を意識しています。
今年6月には、ハンファシステムと共同で米フィリー造船所を1300億ウォンで買収し、戦闘艦のMRO受注や米海軍艦船の建造を目指す計画を進めています。
このように、ハンファオーシャンは米海軍との関係を深め、造船業界での競争力を高めるための戦略を展開しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/150b56d6e755decc8d22cfff66ce27d426030e54