Blender 4.3が公開され、ペイント系機能が強化。新ブラシアセットや「グリースペンシル」の改良、リアルな金属表現が可能に。
この新バージョンでは、特にペイントおよびスカルプトモードにおいての機能強化が目立ち、ユーザーにとって便利な「ブラシアセット」が導入されました。
これにより、従来のツールバーから選択していた多くの機能がブラシアセットに統合され、インターフェイスも一新。
3Dビューポートの下部に新たに設けられた「アセットシェルフ」から、これらのブラシを簡単に選択することが可能になりました。
また、2Dドローイングツールである「グリースペンシル」も大幅に改良され、新機能として「レイヤーグループ」やジオメトリノードの対応、グラデーションツールなどが追加されました。
さらに、3DCG表現においても新たな機能が搭載されており、Cyclesレンダーには「メタリックBSDFシェーダー」が追加され、よりリアルな金属反射が実現しています。
一方で、EEVEEレンダーは「ライト・シャドウリンキング」に対応し、特定のオブジェクトにライトを限定することができるようになりました。
他にも、ジオメトリノードに「For Each Elements」ゾーンが追加され、要素単位でのループが可能になるなど、さまざまな改善が行われています。
ユーザーインターフェイスも改善され、ボーンのスポイトのような小さな機能から、大規模なウィンドウのフロート化と再ドッキング化まで、多岐にわたる変更が施されています。
Blenderはオープンソースの2D/3Dコンテンツ制作ツールであり、GNU General Public License(GPL)のもと無償で利用でき、Windows、Mac、Linuxなどのプラットフォームに対応しています。
公式サイト「blender.org」からダウンロード可能で、Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリでも入手できます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/567fe8ac55a16089a73e0be25971444e1d752705