南極観測船「しらせ」が横須賀を出港し、女性初の隊長が率いる第66次観測隊が氷の掘削を開始します。
要約すると2023年12月20日、南極観測船「しらせ」が神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地を出港しました。
この船は第66次南極観測隊を乗せており、女性初の隊長である東京大学大気海洋研究所の原田尚美教授(57)を含む約65人の観測隊員が搭乗しています。
「しらせ」はオーストラリア西部の港に寄港し、2024年1月上旬に昭和基地に到着する予定です。
観測隊は、氷床から採取する「アイスコア」の掘削を行い、約2700メートルの深さまで掘り進める計画です。
この掘削作業は3年をかけて進められ、100万年前に形成された氷の成分を分析することで、地球環境の変化についての理解を深めることを目的としています。
国立極地研究所によると、アイスコアの分析は過去の気候変動や環境変化を明らかにする貴重なデータを提供することが期待されています。
南極観測は、地球温暖化や環境問題に対する重要な研究であり、観測隊はその成果を通じて、持続可能な社会の実現に向けた科学的根拠を提供する役割を果たすことになります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/433f6bb12c4cd393fbc3bd47eeb1aef50dfb5d58