北朝鮮の開城工業団地で無断使用の状況が確認され、大型物体が出現しバスが消失。再稼働の動きが進んでいる可能性がある。
要約すると北朝鮮の開城工業団地において、韓国企業が所有する敷地に大型の物体が現れ、バス車庫からはバスが消失するなど、無断使用の状況が確認されたとボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
衛星写真によると、開城工業団地の中心部に長方形の白色物体が発見され、これは縦15メートル、横30メートルのサイズで、今月5日から同じ場所に存在していた。
また、別の地域でも似た物体が確認されており、VOAはこれが多くの資材を積載しているか、簡易建物が立てられた可能性があると推測している。
さらに、車庫の西側地帯がむき出しになっていることから、以前駐車されていたバスが整理されたと考えられている。
開城工業団地には、かつて現代自動車が提供した290台以上のバスが存在していたが、2016年の工業団地閉鎖以降、バスの数は減少し、現在は130台程度にまで減っている。
このような状況は、北朝鮮が開城工業団地の再稼働を進めていることを示唆しており、北朝鮮の「地方発展20X10政策」に関連している可能性がある。
元世界銀行顧問のブラッドリー・バブソン氏は、既存の工場をリサイクルし発展させる方が合理的であると評価している。
開城工業団地は2005年から稼働を開始し、最大5万人の北朝鮮労働者を雇用していたが、2016年の核実験以降、韓国政府は工業団地の稼働を中断し、北朝鮮は韓国側の資産を凍結した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/faa192327a6e4d1974ac416dc29eecafe4c897cd