IPAが偽のセキュリティ警告に注意喚起。電話をかけず、画面を閉じる方法を紹介。
この警告は、パソコンの画面にウイルス感染を示唆する偽のメッセージを表示させ、ユーザーをサポート詐欺へと誘導するものです。
具体的には、警告画面には「トロイの木馬スパイウェアに感染したPC」や「PCへのアクセスがセキュリティ上の理由からブロックされた」といった内容が表示され、ユーザーは焦ってキャンセルボタンをクリックしようとしますが、実際にはフルスクリーン表示に切り替わり、閉じるボタンが消えてしまいます。
この状態では、パソコンのスピーカーから「今すぐサポートセンターに電話してください」というアナウンスが流れるため、被害者は冷静さを失い、電話をかけてしまう恐れがあります。
最近では、偽の警告に表示される電話番号が050番号から、国際通話料金が発生する0101で始まる番号に変更されていることも報告されています。
IPAは、偽のセキュリティ警告が表示された場合の対処法として、まずキーボードのESCキーを3秒程度長押しすることでフルスクリーンを解除し、閉じるボタンを表示させる方法を提案しています。
それでも閉じられない場合は、【Ctrl】【Alt】【Delete】キーを同時に押して、再起動を選択することが推奨されています。
また、被害を未然に防ぐためには、突然表示されるウイルス感染警告は偽物の可能性が高いと疑い、絶対に電話をしないことが重要です。
万が一電話をしてしまった場合は、相手の言葉に惑わされないように注意が必要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9c2db2ab0d4d6f4d908041a0e50a0561c7ebc7a1