トランプ次期大統領の財務長官指名で、米証券市場が上昇。ダウ平均は過去最高を更新し、投資家の懸念が和らぐ結果に。
要約するとトランプ次期米大統領が財務長官候補としてスコット・ベッセント氏を指名したことを受け、25日のニューヨーク証券市場は上昇し、ダウ平均は過去最高の44,736.57ドルで取引を終えました。
ダウ平均は前日比0.99％の上昇を記録し、S&P500とナスダックもそれぞれ0.30％、0.27％の上昇を見せました。
小型株中心のラッセル2000も1.6％上昇し、過去最高を更新しました。
ベッセント氏はウォール街出身のヘッジファンド創業者であり、トランプ氏の内閣人事に対する投資家の不安を和らげる専門性を持っていると評価されています。
特に、穏健派であるベッセント氏がトランプ氏の過激な関税政策を抑える可能性が期待されており、彼自身も「関税政策は徐々に導入するのが望ましい」と述べています。
市場の懸念が和らいだことで、米国の財政健全性に対する不安も減少し、米国債利回りは大きく下落しました。
10年物米国債利回りは4.26％に下がり、前営業日より0.16％の減少を記録しました。
この動きは、トランプ氏の大統領選勝利後に高まったインフレ懸念による利回りの急騰を受けたものであり、この日の下落でその上昇分を一部返上する形となりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b80f409962e70232cc8f94124bc9bf924c59b9d9