アンドリーセン・ホロウィッツが発表したレポートによると、暗号資産の利用が記録的な水準に達し、特にステーブルコインの普及が大きな要因とされています。一方で、ミームコインの増加による業界の評判への懸念も指摘されています。
2023年9月には、最低1回はブロックチェーンにアクセスしたアドレスが2億2000万に達し、これは2023年後半の3倍に相当します。
この急増の背景には、米ドルなどの法定通貨に連動したステーブルコインの普及が大きく寄与しており、a16zのCTOであるエディ・ラザリン氏は、ステーブルコインが「プロダクト・マーケット・フィットのまったく新しいレベルに達している」と述べています。
特に、ステーブルコインの発行や送金、利用が桁外れに行われていることが強調されています。
a16zは、フェイスブックやAirbnbへの初期投資で知られる大手VCであり、暗号資産分野でもコインベースやユニスワップ、ソラナなどの主要プラットフォームを支援しています。
一方で、米国および海外における暗号資産の規制の不明確さが、投機的なミームコインの増加を招いたと警告しています。
特に、昨年はセレブによるミームコインの推奨が個人投資家の熱狂を生み出しましたが、詐欺やラグプルなどのリスクも伴うため、業界の評判に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
ラザリン氏は、合法的でフェアなミームコインをリリースする方法が、合法的なネットワーク・トークンをリリースするよりも明確であると述べ、分散型ネットワークの重要性についても言及しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7f35229bf73fc97aad28f6a642ba747e752e6ea1