58年前の袴田巌さんの無罪が確定し、静岡県警本部長が謝罪。冤罪問題を再認識させる重要な出来事。
この判決を受けて、静岡県警の津田隆好本部長が袴田さんの自宅を訪れ、謝罪の意を伝えました。
津田本部長は、「58年間の長きにわたり、言葉では言いつくせないほどのご心労ご負担をお掛けし申し訳ありませんでした」と述べ、袴田さんとその姉であるひで子さんに謝罪しました。
袴田さんは88歳、姉のひで子さんは91歳であり、長い年月を経ての無罪確定は、二人にとって感慨深い出来事となりました。
ひで子さんは、「運命だと思っている。
今更警察に苦情を言うつもりはない」と冷静に受け止め、謝罪のために訪れた県警に感謝の意を示しました。
一方、袴田さんも「権力を持ったらぐずぐず言わないように」との言葉を残し、長年の苦悩を経てなお、冷静な姿勢を崩しませんでした。
この事件は、冤罪の可能性や司法制度の問題を再認識させるものであり、今後の日本の司法制度における課題を考えさせられる重要な出来事です。
再審無罪の確定は、袴田さんだけでなく、同様の冤罪に苦しむ人々にとっても希望の光となるでしょう。
静岡県警の謝罪は、過去の過ちを認め、今後の改善に向けた一歩として評価されるべきです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ef587fb8aa67b0d7d11443a09a3f80d45cf94350
袴田事件に関するコメントは、事件がもたらした冤罪の恐怖や静岡県警の捜査方法に対する疑問が多く見受けられました。
特に、袴田さんが無実の罪で長年苦しんだことに対する同情の声が多く、彼の人生がどれほど狂わされたかを考えると、胸が痛むという意見がありました。
また、当時の捜査が「拷問」と呼ばれるものであったことを指摘し、冤罪を生む背景には警察の強引な手法があったことを強調する意見もありました。
さらに、袴田さんへの賠償金が税金で賄われることに対して、国民が警察の不祥事に対して怒るべきだという意見もありました。
死刑制度に関するコメントもあり、袴田さんのお姉さんの言葉を引用し、現行の制度の残酷さを訴える声がありました。
最後に、静岡県警の本部長の謝罪に感動したという意見もあり、警察の本来の姿を見たとする感想が寄せられました。
全体として、冤罪の問題を深刻に捉え、今後の制度や捜査方法の改善を求める声が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
当時の静岡県警の捜査は、取り調べという名の「拷問」だったのだ。
袴田さんへの賠償金額は2億近いと聞きました。
お姉さんが言っていた死刑が確定しておかしくなった。
との言葉が印象的です。
無実の罪で毎日死刑になる事の恐怖を半世紀近く体験された袴田さんの気持ちを検察官たちは考えてみたら。
本部長の謝罪には涙がでた。