消費者庁がリチウムイオンバッテリーの取扱説明書を公開し、冬季の注意点や事故事例を紹介。安全な使用方法を呼びかけています。
要約すると消費者庁は12月5日、リチウムイオンバッテリー使用製品の取扱説明書を公開し、特に冬季における注意事項や実際に発生した事故の事例を紹介しました。
リチウムイオンバッテリーは、熱や衝撃に弱く、誤った使用方法によって発煙や発火、さらには火災を引き起こす可能性があるため、正しい取り扱いが求められます。
過去の事故情報データバンクによると、2014年4月から2024年9月までに68件の事故が登録されており、そのうち32件がバッテリーに起因すると考えられています。
特に、発煙や発火、過熱が多く、火災事故も少なくありません。
具体的な事故例としては、電熱ベストのバッテリーが異常に熱くなり溶けてしまったケースや、充電中の電熱手袋から発火した事例、充電式カイロの使用中に発煙したケースなどが挙げられています。
消費者庁は、リチウムイオンバッテリー使用製品を安全に取り扱うための重要な注意事項を提示しており、強い衝撃や圧力を加えないこと、異常があった場合は使用を避けること、充電は安全な場所で行うこと、推奨される充電器を使用することなどが含まれています。
また、製品の安全性を確認し、リコール情報をチェックすること、正しくリサイクル・廃棄することも推奨されています。
OECD加盟国では、2024年10月から2025年1月にかけてリチウムイオンバッテリーの安全性に関する国際共同啓発キャンペーンが実施される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c2827274fb389eddd86b704af386aead80b95c92