18歳と19歳の学生が裁判員に参加する制度が始まり、大学の対応が課題に。学生の経験と大学の規則整備の必要性が浮き彫りに。
この記事では、学生裁判員の制度に関する実際の体験や、大学側の対応について詳しく述べられています。
千葉地裁で裁判員を務めた山田駿介さん(仮名)は、大学院1年生の時に殺人事件の裁判に選ばれました。
彼は貴重な経験を得ることができたものの、大学の授業に欠席することになり、後の授業の復習に追われる日々を過ごしました。
大学のホームページには裁判員になった場合の規則が見当たらず、彼は担当教授に事情を説明して欠席を認めてもらいました。
この経験から、司法への信頼感が高まった一方で、授業の遅れを取り戻すのが大変だったと振り返ります。
また、記事では全国の国立大学に対して行ったアンケートの結果も紹介されており、学生が裁判員に選ばれた際の大学の規則が整備されていない現状が浮き彫りになっています。
多くの大学が後ろ向きな姿勢を持っていることが明らかになり、学生裁判員制度の参加を促進するためには、大学側の対応が重要であると指摘されています。
山田さんは、裁判員としての経験を通じて新たな視点を得たものの、再度参加するかどうかには悩む様子を見せています。
これにより、学生裁判員制度が抱える課題と、大学の対応の必要性が強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4269e5a2836233dcf5a500b03f0c764be3a4d4dd
コメントでは、学生裁判員制度に関するさまざまな意見が寄せられました。
特に大学生が裁判員として選ばれることに対しては、多くの懸念が表明されていました。
例えば、重大事件に関与することが多感な時期の学生にとって悪影響を及ぼすのではないかという意見がありました。
また、制度の運用に関しても、大学側が補講や追試を行うように裁判所に要請するべきだとの提案がありました。
さらに、一般市民の意見を反映させるために裁判に参加させる必要があるのか、ネットでアンケートを取るだけで十分ではないかという疑問も投げかけられました。
年齢引き下げに伴う社会的な歪みについても指摘があり、裁判員制度の存在意義そのものを見直すべきとの意見がありました。
選ばれた場合の参加義務については、辞退が難しいという声が多く、希望者の中から抽選する方法が提案されました。
全体として、学生裁判員制度には多くの課題があり、改善の余地があるとの見解が示されました。
ネットコメントを一部抜粋
裁判員ばかりが話題になりますが、そもそも有権者から抽選で選ばれる制度として以前から存在している検察審査会を考えた時、こうした事態は今に始まった事ではないとわかります。
裁判員裁判って重大事件でしか開かれないし大体誰か死んでる。
見たくないものを見ることにもなるだろう。
大学生でも裁判員に選ばれるケースが有るのならば、裁判所から「大学に対して補講や追試をする」様に強く要請をしてくれれば良いと思います。
だったら、ネットを通じて一般市民にアンケートを取るだけで事足りるでしょ。
選ばれると大変な方はいらっしゃるでしょうし、抽選は希望者の中から行うようにすれば、一切の問題は無くなると思うのですけどね。