日立とNTT Com、600kmでのデータ同期実現

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日立とNTT Comが、600kmの距離でリアルタイムデータ同期に成功。災害時の業務継続性向上を期待。

要約すると日立製作所とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、IOWN APN(オールフォトニクスネットワーク)を利用した分散型データセンターの技術検証を行い、関東-関西間の600kmにわたるリアルタイムデータ同期に成功したと発表しました。

この技術は、遠隔地のデータセンターをリアルタイムで連携させ、災害時のシステム切り替えや復旧をシームレスに行える可能性を示しています。

今回の実証では、日立ヴァンタラのストレージ「VSP One Block」を用いて、600kmの距離にある2つのデータセンター間でデータを常時同期させ、応答時間や障害時の切り替え時間を計測しました。

その結果、書き込みが7.5ミリ秒、読み込みが0.1ミリ秒以下という低遅延を実現しました。

さらに、メインデータセンターに障害が発生した場合でも、約10秒でサブデータセンターに自動的に切り替わることが確認され、データ損失なく業務を継続できることが示されました。

これにより、災害時の業務継続性が向上し、システム管理の簡素化が期待されます。

今後、日立とNTT Comは、金融機関やインフラ事業者向けにこの技術を活用した提案を行い、分散型データセンターの実現を目指すとしています。

また、国際間のデータセンター接続への応用も視野に入れています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/748c6113fd8f0269bf76cd52a0fb90a2b1d0fdb1

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