オーストラリアでの英国王歓迎式典、議員が抗議行動

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オーストラリアでの英国王歓迎式典で、リディア・ソープ議員が国王に対し「盗んだ土地を返せ」と抗議。先住民の歴史的苦しみを象徴する騒動が起きた。

要約すると2023年10月21日、オーストラリアの首都キャンベラで行われたチャールズ英国王の歓迎式典において、無所属のリディア・ソープ上院議員が国王に対して強烈な抗議を行った。

ソープ議員は先住民の衣装を纏い、演説中の国王に背を向け、「(先住民から)盗んだ土地を返せ」と罵倒し、「あなたはわれわれの国王ではない。

大量虐殺者だ」と非難した。

この行動は、オーストラリアの先住民が歴史的に直面してきた苦しみを象徴するものであり、彼女の発言は国王に対する強い不満を表している。

式典の場では彼女が警備員により退場させられる一幕もあったが、式典自体は大きな混乱には至らなかった。

また、式典の外では君主制に反対する小規模な抗議行動も行われたが、こちらも大きな影響を及ぼすことはなかった。

オーストラリアの先住民は、18世紀の英国人の入植時には約30万人存在していたが、様々な要因により20世紀初頭には6万人にまで減少した。

さらに、1970年代まで続いた「白人社会同化」を目的とした先住民の子どもを親から隔離する政策も、彼らの文化やコミュニティに深刻な影響を及ぼした。

現在、英国王はオーストラリアの国家元首としての地位を持っているが、国内では共和制への移行を求める声が根強い。

歓迎式典を主催したアルバニージー首相自身も共和制論者であり、オーストラリアの政治的風潮が変わりつつあることを示唆している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bb24554e1b1f7e4cde837f13ddc449d2aec16df8

ネットのコメント

オーストラリアでの英国王歓迎式典に関する議員の抗議行動について、多くのコメントが寄せられました。

コメントの中では、議員が抗議を行ったことに対して、過剰反応ではないかとの意見がありました。

また、オーストラリアの歴史におけるイギリスの影響や植民地化についても言及され、議員自身がアボリジニ出身であることから、複雑な立場にあることが指摘されました。

さらに、エリザベス女王時代から続いているこの問題が、現国王の治世になって強く議論されている点についても関心が寄せられました。

中には、他国の歴史問題と比較する意見や、国王が他の地域を訪問することを期待するコメントもありました。

全体として、歴史的な背景を踏まえた冷静な議論が行われていたようです。

ネットコメントを一部抜粋

  • 第三国が過剰反応すべきではないですね。

  • 残念ですね。

    そういう事なら国内で言えばいいだけでしょう。

  • 世界中のあらゆる国際問題にイギリスが絡んでいると言われてるからな。

  • オーストラリアの国家元首って英国王だったの!?初めて知ったわ。

  • 強制植民地化とはこういう事をいうんだよ。

    韓国の皆さん。

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