国産スマートグラス「MiRZA」がNTTの特許技術を活用し、装着者と対話相手の声を分離集音できる新機能を実装しました。これにより通話品質が向上し、様々なアプリケーションでの利用が期待されています。
要約すると国産スマートグラス「MiRZA(ミルザ)」が、NTTの特許技術を活用した新機能を搭載し、装着者の声と対話相手の声を分離して集音できるようになりました。
この機能は、ソフトウェアの更新を通じて実装され、音響関連事業を展開するNTTソノリティとの連携によって実現されました。
具体的には、NTTが開発した「インテリジェントマイク」技術を用い、音が2つのマイクに到達する時間差を解析することで音響空間を認識し、話者を特定する「ビームフォーミング」技術と、周囲の雑音を除去して音声のみを抽出する「スペクトルフィルター」技術をハイブリッド処理しています。
これにより、装着者の声だけでなく、対話相手の声も明瞭に集音できるようになり、通話品質が向上しました。
MiRZAは、NTTコノキューデバイスが設立された後の初の製品であり、希望小売価格は24万8000円(税込)です。
製品はNTTドコモやNTTコミュニケーションズを通じて販売され、全ての開発と製造が国内で行われています。
また、NTTコノキューデバイスは、視力補正用レンズを一般的なメガネ販売店で調達可能にするため、パリミキ・アイジャパンと協業しています。
今回のアップデートにより、MiRZAはさまざまなアプリケーションにおいて集音範囲の設定を変更した録音が可能になるとされ、さらなる活用が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/48d3aeceb77607d6ddf84645c9daa81d3d15077f