Googleはデータセンターの電力需要増に対応するため、Intersect PowerとTPG Rise Climateと提携し、200億ドル規模の新しいクリーンエネルギー発電所を開発する計画を発表した。
要約すると米Googleは、データセンターの電力需要の増加に対応するため、クリーンエネルギー企業のIntersect PowerおよびTPG Rise Climateとの戦略的パートナーシップを結んだ。
この取り組みは、今後10年間で米国に複数のギガワット規模のデータセンター容量を持つ工業団地を開発し、それに電力を供給する新しいクリーンエネルギー発電所を併設するもので、総額200億ドルに上る。
最初のプロジェクトは2026年に稼働し、2027年には完全稼働を予定している。
Googleは、TPG Rise Climateと共にIntersect Powerに8億ドル以上の資本投資を行う計画だ。
AI技術の進展に伴い、電力需要が急増する中、Googleは「AIの可能性を実現するためには、新たなクリーンエネルギーで電力需要を満たす必要がある」と述べている。
AIによるGDPの増加は2030年までに年間1兆ドルを超える可能性があり、そのためには信頼性の高い電力源が必要とされる。
さらに、Googleは2030年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げているが、AIの需要増加によりこの目標達成が危ぶまれると警告している。
最近、Googleは原子力企業のKairos Powerとの契約を結び、小型モジュール炉から原子力エネルギーを購入することも決定しており、持続可能なエネルギー供給を強化する方針を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b869d39affb1dbc1b2221208cafcb2e7511417a4