AST SpaceMobileがVodafoneと10年契約を締結し、スマホ直接通信衛星を利用した高速通信を提供予定。2025年には新世代機を導入し、通信環境が向上する見込み。
この契約により、Vodafoneのユーザーは宇宙を利用したセルラーブロードバンド接続を利用できるようになります。
AST SpaceMobileは、地球低軌道(LEO)に巨大なアンテナを搭載した衛星を打ち上げ、スマートフォンとの高速通信を実現することを目指しています。
具体的には、10月に初めて5機の商業衛星「Block 1 BlueBird」を展開しました。
日本では、楽天モバイルが2026年にこの技術を採用する計画です。
契約に基づき、Vodafoneのユーザーは、普段使用しているスマートフォンを通じて、地球低軌道を周回するBlock 1衛星に直接接続することが可能になります。
この衛星は、データをゲートウェイにルーティングし、ゲートウェイはVodafoneの既存ネットワークに接続され、ユーザーのデバイスにデータを転送したり、インターネットやサードパーティ製アプリにアクセスしたりします。
さらに、AST SpaceMobileは2025年から新世代機「Block 2」を導入する予定で、これによりピークデータ速度が現在の10倍となる120Mbpsをサポートし、音声やフルデータ、ビデオアプリケーションにも対応する予定です。
この技術革新は、通信インフラの拡充と、特に携帯電話圏外の地域における通信の利便性を大きく向上させることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0e47dbe1ff22d06b6ef33d86936644fd2c07a2f5