2024年の半導体装置販売額が過去最高に。AI需要と中国市場が成長を牽引。投資は継続する見込み。
要約すると半導体の国際団体SEMIは、2024年の半導体製造装置の販売額が前年比6.5%増の1130億ドル(約16兆9500億円)に達し、過去最高になるとの予測を発表しました。
この成長の主な要因は、人工知能(AI)向けのDRAM需要と中国市場への販売です。
特にAIの進展が市場を牽引し、ロジックとメモリー分野での投資が堅調に続く見込みです。
2025年以降もAI需要が持続し、ロジックや受託製造(ファウンドリー)向けの投資は、中国を中心とした成熟世代の投資によって支えられると考えられています。
2025年には最新技術への投資が進み、販売額は前年比2.8%増加すると予想されています。
また、広帯域メモリー(HBM)への投資も堅調で、2026年にかけて成長が続く見込みです。
中国市場では、2024年に半導体装置の販売が過去最高の490億ドルに達する見込みですが、投資の一服感も見られ、2025年には縮小する可能性があります。
SEMIの市場情報担当シニア・ディレクターであるクラーク・ツェン氏は、「今後数年はAIが原動力になる」と述べており、AIの影響が半導体業界においてますます重要になることを示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e42236843fecd4a3f1df83b638960106787caa9e