エイスリーグループの調査によると、タレント起用の広告は消費者に好印象を与え、ブランドへの好意度を高める要因として「タレントが愛用している」が最も影響力があることが分かりました。
この調査は、2024年度におけるZ世代(20~28歳)とY世代(29~44歳)の男女112人を対象に行われ、タレントの定義には俳優、アイドル、お笑い芸人、インフルエンサー、VTuber、キャラクターなどが含まれています。
調査結果によると、タレントが実際に愛用しているという要素が消費者に与える影響が最も大きく、回答者の20.5%がこれを挙げました。
また、タレントが起用された広告を見てブランドをより好きになったと答えた人は、「よくある」と「ややある」を合わせて55.3%に達し、一定の割合がブランドに対する好意を示しました。
一方で、「あまりない」22.3%や「まったくない」17.0%という回答もあり、タレント起用の広告が全ての消費者に好影響を与えるわけではないことも明らかになりました。
さらに、タレントのジャンル別に見ると、アイドルが最も人気で53.2%の支持を集め、次いで俳優が41.9%、モデルが32.3%と続きました。
タレント起用の広告を見てブランドを好きになった理由としては、「タレントのファンだったから」が50.0%を占め、タレントのイメージがブランドに合っていることや、タレント自身が商品を愛用していることも大きな要因とされています。
購入意欲に関しても、ブランドを好きになった結果、「かなり高まった」と「やや高まった」を合わせると93.5%に達し、実際に購入したことがあると答えた人は83.9%にのぼりました。
消費者のブランドへの好意度に影響を与える要素としては、タレントがブランドを愛用しているかどうかが最も重要視されており、タレントとブランドのイメージの一致も重要なポイントとされています。
この調査は、消費者がタレント起用の広告に対して抱く感情や、ブランドへの好意度を高める要因を探るものであり、広告戦略におけるタレントの役割を再評価する契機となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8dfb6cd5d1ea798c0dc5e6562b6cd06fe3f6d839