次期iPhone SEは自社製モデムを搭載し、リスクを伴う新戦略を採用。2024年のiPhone 16と競合しつつ、技術トレンドを取り入れる予定です。
iPhone SEは、2016年に登場した中価格帯のスマートフォンで、従来は価格を抑えるために既存部品や旧式デザインを再利用して「iPhoneらしさ」を保ってきました。
しかし、次世代iPhone SEは、2024年に発売されるiPhone 16の売上を食い合う可能性があり、さらに2025年に登場するiPhone 17 Proや17 Pro Maxのテストモデルとしての役割も果たすことになります。
このような背景から、次期iPhone SEは大きなリスクを伴うことが予想されます。
特に注目すべきは、アップルが自社製のモデムを初めて搭載する点です。
2019年にインテルのモデム部門を買収した後、アップルはQualcomm製モデムからの自立を目指してきましたが、次期iPhone SEに搭載されるモデムはSub-6帯域にのみ対応し、超高速通信が可能なミリ波(mmWave)には非対応です。
また、キャリアアグリゲーションの対応バンド数も、Qualcomm製が6バンドに対し、アップル製は4バンドにとどまります。
この新しいモデムは、アップルにとって初の大量一般向け展開となるため、もし不具合が発生した場合、SEラインが大きな打撃を受けるリスクがあります。
それでもアップルは、メインシリーズではなくSEシリーズで新技術を試すという戦略を選択しています。
この決断は、ブランドへのダメージを最小限に抑えるための賢明な判断とも言えますが、今後の展開が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1cf27e02d6621f8f40803ba003cf4b834533cb16
次期iPhone SEに関するコメントは、ユーザーが新技術よりも価格や旧技術を重視する傾向が強かったです。
多くのコメントでは、SEに求められるのは新しいテクノロジーではなく、コストパフォーマンスの良さであるとされていました。
特に、iPhone8や8Plusのデザインを踏襲しつつ、SoCだけを新しめのものにすることで、価格を抑えてほしいという意見が多く見受けられました。
また、ホームボタンの廃止やApple Intelligenceの対応がコストを上げる可能性があり、そうなるとSEシリーズの存在意義が薄れてしまうのではないかという懸念も示されていました。
さらに、モデムチップの変更に対する不安も多く、特にApple製のモデムが初期の楽天モバイル並みの接続状態になるのではないかとの予想もありました。
通信キャリアによっては電波の最適化ができず、繋がりにくい状況になる可能性も指摘されていました。
加えて、次期SEが16ベースであるという情報に対する疑問や、実際の筐体サイズについての意見もありました。
価格については、7万円以下に抑えてほしいという声や、型落ちモデルが十分であるとの意見もありました。
全体として、次期iPhone SEに対する期待や懸念が入り混じったコメントが寄せられ、特に価格設定や通信機能に重点が置かれていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
正直、SEに求めているのは新テクノロジーとかではなく、安さ第一です。
モデムチップが変わるのは本当に怖い。
16ベースって断言しているけれど、各方面では14ベースってのが大多数だよね。
ゲームとLINEとYahoo!ニュースと天気予報しか使わないから、4バンドや6バンドなんてどうでも良い。
SE購入層はAI対応よりも通信機能が劣らないことの方が重要な気がする。