みずほFGは生成AI「Wiz Chat」を導入したが、社内普及に課題を抱え、2024年には「AIX推進室」を設置して業務活用を進める。
要約するとみずほフィナンシャルグループ（FG）は、生成AIの導入を進める中で、社内での普及に関する課題に直面しています。
2023年6月に、ソフトバンクと協力してテキスト生成AIツール「Wiz Chat」を導入し、全社員に提供しています。
このツールは、みずほ版のChatGPTとして位置付けられ、既に4回のバージョンアップを経ています。
しかし、最新の生成AIツールを導入しただけでは意味がなく、従業員に広く利用されることが求められます。
そのため、みずほグループは2024年4月に全社のAI活用を促進する「AIX推進室」を設置しました。
この推進室では、生成AIのアプリケーション開発を行う「内製開発ラボ」を構築し、グループ企業の専門人材と協力して業務に役立てる取り組みを進めています。
さらに、同グループはデジタル変革を推進する「MIZUHO DX」ブランドの一環として、AIの活用を進めています。
具体的には、AI-CoE（Center of Excellence）を立ち上げ、特定分野の専門知識を集約し、企業戦略の策定や人材教育の充実を図っています。
AIX推進室では、生成AIの業務適用を3段階に分けて考えており、最初の段階としてWiz Chatの導入を早期に実施しました。
これにより、みずほグループはAIによる業務の変革を目指し、生成AIを単なるツールとしてではなく、業務に深く根付かせるための取り組みを続けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/95fee5bfb9cb16c0588deaccaf4f8879abe80ae7