JPモルガンのリサーチによると、ビットコインマイニングの採算性は12月も改善し、ハッシュプライスは5%上昇した。ネットワーク・ハッシュレートは6%増加し、マイナーの報酬も過去7カ月で最高水準に達したが、依然として半減期前の水準には及ばない。
要約するとJPモルガンの最新リサーチレポートによると、ビットコイン（BTC）マイニングの採算性は2023年12月も改善を続けており、ハッシュプライスは11月末から5%上昇した。
ハッシュプライスの上昇は、ビットコインの価格上昇がネットワーク・ハッシュレートの増加を上回ったことによるもので、ハッシュレートは前月比で6%増加し、平均773エクサハッシュ/秒（EH/s）に達した。
アナリストのレジナルド・スミス氏とチャールズ・ピアース氏は、マイナーが12月の最初の2週間でEH/s当たり約5万7300ドルのブロック報酬を獲得したと報告しており、これは過去7カ月での最高水準である。
しかし、これは半減期前の水準から約40%下回っているという。
JPモルガンが追跡している米国の上場マイナー14社の合計ハッシュレートは222EH/sで、年初来で94%近く増加しており、現在世界全体の約29%を占めていると述べられている。
一方、これらマイナーの時価総額は、米大統領選後に50%以上増加したものの、最近では4%減少し、15億ドルに達している。
JPモルガンによると、米国に上場しているマイナーは、4年間のブロック報酬のシェアの約2倍で取引されていると推定されている。
これらのデータは、ビットコインマイニングの市場状況が依然として変動していることを示しており、マイナーたちの収益性が改善している一方で、長期的な見通しには注意が必要であることを示唆している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f59315688ad340ce21b7d51ec3d9a65debfd782c