新橋でのガス爆発事故に関与した工事関係者2人が書類送検され、事故の詳細が明らかになった。漏れたガスに気付かず着火したことが原因で、重傷者が出た。
要約すると昨年7月に東京・新橋のビルで発生したガス爆発事故について、警視庁捜査1課は17日、業務上過失致傷と業務上失火の疑いで、工事に関与していた現場監督(37)と配管業者(62)の男性2人をそれぞれ書類送検した。
この事故は、改修工事中に誤ってガス管を外し、都市ガスが漏れ出したことが原因で起きた。
漏れたガスに気付かないまま、2階の飲食店の男性店長(54)がライターを着火したことにより爆発が引き起こされた。
事故の結果、店長は両手に重い後遺症を負うやけどを負い、さらに店員1人と通行人3人も負傷した。
事故による被害総額は約1億2千万円に上るとされている。
警視庁の調査によると、送検された2人は事故当日の午前中から作業を行っており、配管業者はガス管の蓋を外そうと試みたが、実際には床下のガス管接続部が外れており、そこからガスが漏れていた。
業者は調査に対し、「ガス管かもしれないと思ったが、違うと思った」と供述している。
興味深いことに、漏出源のガス管は数日後にガス供給を停止する予定であった。
爆発は、作業を終えた2人が帰宅した約1時間半後に発生し、巻き込まれた男性店長も「ガスの臭いはせず、漏出には気付かなかった」と語っている。
事故の詳細な原因と責任の所在が問われる中、今後の捜査の進展が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9954d730b6e0148088a6a73c75f6229683472667