トランプ氏の反対で米つなぎ予算案が白紙に戻り、政府閉鎖の危機が迫っている。議会は代替案を模索中。
要約すると米国の議会下院で合意されていた「つなぎ予算」案が、トランプ次期大統領の強い反対を受けて白紙に戻った。
この予算案は、来年の3月14日までの政府支出を賄うもので、災害救援や農家への経済支援を含む巨額の歳出を盛り込んでいた。
しかし、トランプ氏とバンス次期副大統領は、この案が民主党の意向を過度に反映していると批判し、見直しを求めた。
現在、予算の期限は20日に迫っており、ジョンソン下院議長は政府機関の閉鎖を回避するために代替案を模索している。
下院共和党のスカリス院内総務は、つなぎ予算案が白紙になったことを認め、議会内での合意形成が急務であることを強調した。
トランプ氏の反対表明の前には、彼に多額の資金を提供した実業家イーロン・マスク氏が、つなぎ予算案を支持する共和党議員への反発を示していた。
このような状況の中、政府機関の閉鎖を避けるためには、20日夜までに議会での可決とバイデン大統領の署名が必要である。
今後の展開が注目される中、議会はどのような代替案を提示するのか、政局の行方が鍵を握る。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b10a8d8ff86a2d8ad3927314c3cf0328a8363925