フリー株式会社が「Bundle by freee」にSCIM APIを導入し、ユーザー情報の統合管理を強化。アカウント管理の効率化が図られる。
要約するとフリー株式会社は、20日にSaaS統合管理クラウド「Bundle by freee」において、SCIM（System for Cross-domain Identity Management）APIの提供を開始したと発表しました。
このAPIは、複数のクラウドサービス間でユーザー情報を統合的に管理するための規格であり、SaaSアカウント管理の効率化を図ることができます。
具体的には、SaaSのアカウントの発行や削除、そしてアカウントの棚卸し作業を自動化する機能を持っています。
また、外部に共有されているファイルやフォルダの棚卸しも自動化できるため、企業のIT管理者にとって非常に便利なツールです。
さらに、Bundle by freeeは人事データの統合機能も提供しており、アカウント管理に必要な情報を一元化することが可能です。
新たに提供されるSCIM APIは、SCIM APIをサポートするIdP（Identity Provider）との連携を強化し、Bundle by freee上でマスターを作成する際に、IdPからマスターデータをインポートできる機能を持っています。
また、IdPの人事情報が変更された場合には、その変更をトリガーとして自動的にアカウントの発行や削除が行える設定も可能です。
これにより、SCIM APIに対応していないSaaSにおいても、Bundle by freeeのSCIM APIを通じてアカウントの管理ができるようになるため、企業のIT管理の負担を大幅に軽減することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6a278e5cc37224d0f12fb5d190e9d41f2ab19a7f