小糸製作所が「CES2025」に出展し、次世代のライティング技術やLiDAR技術を紹介することが発表されました。特に高精細ADBは、路面にメッセージを描画する機能を持ち、注目されています。
今回の出展では、次世代モビリティ社会に向けて同社の「ライティング」と「センシング」技術、さらに「オープンイノベーション」の取り組みを紹介します。
特にライティング技術として、米国で法制化された「ADB」(Adaptive Driving Beam:ハイビーム可変ヘッドランプ)を取り上げ、2025年度に市場投入を予定しています。
加えて、次世代ADBとして路面にメッセージを描画する「高精細ADB」のデモが行われる予定です。
この技術は、ハイビームの照射範囲を16,000個に分割し、点消灯や出力光度を制御することで、前方の車両や歩行者、標識に対して最適な配光を提供します。
さらに、クルマの状態や意思を周囲の交通参加者に視覚的に伝える機能も搭載されています。
センシング技術としては、ADASや自動運転における高精度な距離測定や物体検出を行う「LiDAR」が紹介され、短距離、中距離、長距離のラインナップが展示される予定です。
特に長距離用の「Ultra」LiDARは、車両に搭載して高解像度の性能をライブで実演し、その薄型設計が搭載性に優れていることを体感できる機会が提供されます。
また、オープンイノベーションの活動として、日本、シリコンバレー、イスラエルでのスタートアップ探索や、米セプトンとの協業事例が紹介され、新規事業創出に向けた技術やパートナーの探索が行われることも強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2bbdc6d5d9807b94609950f8a97f07e0a7ec7ed8