三重県いなべ市がGIGAスクール第2期に向けてiPad導入を決定。ICT教育に注力し、児童の学びを深める取り組みが評価されています。
この市は、教育におけるICT活用の先進的な取り組みで知られています。
治田小学校での授業を見学すると、iPadを手にした児童たちが他の児童と積極的にコミュニケーションを取りながら課題に取り組む姿が見受けられました。
いなべ市は、5年前からiPadを導入しており、学校や教育委員会に負担をかけず、市が環境整備を主導する方針を採っています。
この取り組みが功を奏し、教員や生徒にとって好ましい効果を上げています。
市の担当者は、iPadの特性として、故障率が低く、すぐに起動し、長期間使用してもレスポンスが遅くならない点を挙げ、授業に使える無料アプリが豊富であることを評価しています。
GIGAスクール第2期では、新しい第10世代iPadの導入が決定され、市の持ち出しが発生するものの、最善の授業環境を提供するためには欠かせない存在とされています。
いなべ市は「教育は未来への投資」との方針のもと、ICT教育に力を入れており、タブレットの導入はその一環です。
かつてはパソコン教室が設けられていたものの、活用が限られていたため、手元で使えるタブレットの導入が模索されました。
市は、ICT機器を用いた授業に慣れない教員の悩みを受け止め、学校現場での積極的な活用を支援する体制を整えました。
また、ICT支援員によるサポートや、先生同士の情報共有が行われ、授業の効率化が図られています。
iPadが日常的に使用されるようになり、児童たちの学びも深まり、全国学力学習状況調査の結果も向上しています。
市の取り組みは、今後も教育の質を向上させる重要な要素となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6f1cb3a8fa60359925f417f6a6f1b0a60b8096da