米高級百貨店サックス・グローバルがニーマン・マーカスを約4250億円で買収。アマゾン出資でEC強化に期待。
要約すると米国の高級百貨店業界で大きな動きがありました。
サックス・グローバルは、同業のニーマン・マーカスを27億ドル（約4250億円）で買収したと発表しました。
この合併は、アマゾンをはじめとする企業の出資を受けて実現し、サックス・グローバルのブランドラインナップがニーマン・マーカス、バーグドルフ・グッドマン、サックス・フィフス・アベニュー、サックス・オフ・フィフスを含む形に拡大されました。
ニーマン・マーカスはカリフォルニア、テキサス、フロリダ、イリノイ、ニューヨークにある36店舗をサックス・グローバルが取得します。
この合併により、アマゾンやセールスフォースのECノウハウを活用し、オンラインショッピングの強化や若年層の取り込みが期待されています。
また、ブルームバーグによると、取引は収益性の向上や供給業者との交渉力の強化、サプライチェーンコストの削減を目的としています。
サックス・グローバルの主要株主であるハドソンズ・ベイ・カンパニーは、2020年に破産申請をした後、わずか4年でニーマン・マーカスの支配権を得ることになります。
一方、ラグジュアリー市場は低迷しており、イタリアの高級ブランド団体によると、約5000万人の消費者が高級品市場から離脱しているとのことです。
生活コストの上昇や高級ブランドの価格設定が、この低迷に影響していると分析されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d5b724ab5163b75b7cead0d94e9b1c87cf5fc13c