2024年9～11月期のマカオの失業率は1.7%で横ばい、経済回復が進む中で雇用市場も改善傾向にある。
要約すると2024年9～11月期のマカオの雇用統計が発表され、総体失業率は1.7%で前回調査と変わらず、マカオ居民に限った失業率は2.3%となった。
不完全雇用率は1.5%に上昇したものの、労働人口は38.60万人、就業人口は37.93万人とそれぞれ1800人増加した。
業種別では、ゲーミング業と金融業が増加した一方、ホテル・飲食業は減少した。
失業者数は6700人で横ばいを維持しており、特にゲーミング業や小売業からの離職者が多い。
初めて職を探す人の割合は14.6%に減少し、前年同時期と比較すると労働参加率は68.0%、失業率は1.7%でそれぞれ低下した。
不完全雇用者数は5800人に達し、主に不動産やビジネスサービス、運輸・倉庫業に従事している。
マカオの労働力は49.06万人に増加し、越境通勤者数は約10.46万人と推計されている。
コロナ禍での経済低迷から回復し、インバウンド旅客数が急増していることが雇用市場に好影響を与えている。
特に、2022年には失業率が過去最悪の5.5%に達したが、アフターコロナでの需要回復により、失業率はコロナ前の水準まで戻ってきている。
海外労働者の数も増加傾向にあり、全体としてマカオ経済の回復が見られる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1b239acb317593796a17da9581e727cda5c96efb