パナソニックの調査で、奈良県が全国で最も防犯意識が高いことが判明。対策をしていない人が多いのは鳥取県で、地域ごとの意識の差が浮き彫りに。
要約するとパナソニックが実施した「防犯意識」に関する調査によると、全国の20歳から69歳の4,700名が参加し、各都道府県の防犯対策の実施状況が明らかになった。
調査結果では、防犯対策を行っていると回答した人は全体の69.1％に達し、その中でも「しっかり対策をしている」と答えた割合が最も高かったのは奈良県で24.0％だった。
続いて東京都が23.0％、京都府が22.0％と続く。
一方で、防犯対策を「していない」との回答が最も多かったのは鳥取県で、なんと47.0％が対策を講じていないことが分かった。
この結果は、地域ごとの防犯意識の差を如実に示している。
さらに、調査では自宅の防犯対策をしようと思ったことがあるかという質問に対して、全体の77.2％が「ある」と回答したものの、「しようと思ったことがない」とした人が多かったのは熊本県、沖縄県、千葉県で、各県ともに同率でトップに立った。
特に沖縄県では、2023年の刑法犯認知件数が約620件に達しており、防犯意識と実態の間にギャップが存在することが浮き彫りになった。
また、住んでいるエリアの治安についての意識調査では、全体の84.1％が「治安が良い」と感じていると回答し、最も多かったのは秋田県で49.0％が治安が良いと認識している。
一方、滋賀県では治安が良くないと感じている人が最も多く、30.0％に達した。
この調査は2024年9月20日から9月25日の間に実施され、調査方法はインターネットを通じて行われた。
調査結果は、地域による防犯意識の違いや、実際の治安状況との関連を考える上で重要なデータとなるだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5d497f1e5bf4c0497c1f243028981de6cd1bf5e6