SKハイニックスが2023年7〜9月期に営業利益でサムスンを上回り、HBMメモリーの需要が急増しています。これにより、過去最高の業績を達成しました。
この業績は、高帯域幅メモリー(HBM)の売上高が前年同期比で4.3倍に増加したことに起因しています。
具体的には、同社はこの期間の売上高を17兆5731億ウォン、営業利益を7兆300億ウォンと発表し、いずれも過去最高を更新しました。
営業利益率は40%に達し、2018年の超好況期をも上回る結果となりました。
今後発表されるサムスン電子の営業利益は5兆3000億ウォンと予測されており、SKハイニックスの成績がいかに際立っているかを示しています。
さらに、今年1月から9月までの期間においても、両社の営業利益を比較した場合、SKハイニックスが上回る結果となっており、年間を通じて同社がサムスンを凌駕する可能性が高まっています。
特に、人工知能(AI)向けのHBMメモリーの需要が急増しており、売上高は前期比で70%以上、前年同期比で330%以上の増加を記録しました。
同社は、12層HBM3E製品の供給を10月から12月にかけて開始する予定であり、この製品はエヌビディアの新型AIアクセラレーターに搭載されることが期待されています。
データセンター向けのメモリー需要が続く中、SKハイニックスは高付加価値製品の販売を拡大し、創業以来の最大売上高を達成したと報告しています。
また、DRAMやNANDの平均販売単価も前期比で10%台半ばに上昇しており、来年もデータセンター用メモリーの販売が好調を維持する見込みです。
PCやモバイル向け製品の売上高も、来年は成長する可能性があると見込まれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b964206c2c94ed230587100eaf3daff14374716d