2024年に向けて、子どもたちが失敗を恐れる傾向が強まり、社会貢献を望みつつも働くことに対してネガティブな感情を持つようになっている。親の過剰な保護が影響していると指摘されている。
特に、社会貢献を望む一方で、失敗を恐れる傾向が強まっていると、作家で社会的金融教育家の田内学氏とSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の髙宮敏郎氏の対談を通じて明らかになりました。
彼らは、最近の子どもたちは「社会を変えたいが、失敗はしたくない」「社会に貢献したいが、残業はしたくない」といった矛盾した思考を持つようになっていると述べています。
特に、就職活動においては、残業や転勤を気にする学生が多く、これが働くことに対するネガティブな感情を生んでいるとのことです。
田内氏は、金融教育を通じて子どもたちに社会の現状を理解してもらいたいと考え、高校の教科書作成にも関与しています。
また、若者の中には「自分の行動で国や社会を変えられる」と感じる人が増えており、2020年の調査では18.3%だったその割合が2024年には約46%に上昇しています。
これは、若者が現状を改善するための責任感を持っていることを示しています。
しかし、親が子どもに失敗をさせたくないあまり、先回りしてしまう傾向が強く、これが子どもたちの成長を妨げている可能性があります。
髙宮氏は、塾での経験を通じて、親が子どもを一方的に決めつけ、挑戦を奪うことが多いと指摘しています。
子どもたちがリスクを学び、成長するためには、親自身も意識を変える必要があると強調されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0194972d344e55149e93be5a19fd5a118fd41e10
コメントの内容は、子どもたちが失敗を恐れる理由やその背景にある社会的要因についての意見が多く見られました。
多くの人が、今の若者は「嫌なら仕事を辞めれば良い」という考えを持ち、転職が容易だと感じている一方で、実際には企業側が求める条件が厳しいことを指摘していました。
特に、低賃金で多く働いてくれる人材を求める企業の姿勢が、若者の転職の難しさを生んでいると考えられています。
さらに、親と子どもの関係についても言及があり、親が子供に過剰に執着することが少なくなり、子どもの成長に対するしつけが軽視されているとの意見もありました。
これにより、子どもたちが失敗を恐れるのは大人の影響であり、失敗を許容しない環境が彼らの成長を阻んでいるという見解が示されていました。
また、失敗を恐れるのはむしろ大人であり、その姿勢が子どもに伝わっているという意見もありました。
全体として、子どもたちの失敗恐れと社会貢献の矛盾について、様々な視点からの考察がなされていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
今の若者は嫌なら仕事を辞めれば良いという考えが定着していました。
親は親・子供は子供。
ヘンに対応して引きこもりにならないようにするのが最優先でした。
子供の失敗を許さないのは大人で、恐れて当然だと思われていました。
失敗した当人は打ち捨てられるから、失敗から学べるのは周りの人間だと感じられました。
注意するとビックリするくらいキレる親子が増えてきた気がしました。