ソフトバンクの孫正義会長が1千億ドルを投じてAIチップ開発に乗り出し、2026年にデータセンター設置を計画。新たな市場チャンスを狙う。
要約するとソフトバンクグループの孫正義会長は、1千億ドル（約15兆7000億円）を投じて新型AIチップの開発に乗り出し、「第2のエヌビディア」を目指しています。
彼の率いるARMホールディングスは、2024年の下半期に新しいAIチップの量産を開始し、2026年には米国、欧州、アジア、中東にデータセンターを設置する計画です。
孫会長は、AIチップ生産の優位性を信じており、効率的な「オーダーメード型AIチップ」の開発に向けて大規模な投資を行う意向を示しています。
ソフトバンクは、今年5月にARMにAIチップ専門の事業部を設置し、来年には試作品の発売を予定しています。
また、孫会長は半導体の設計だけでなく生産も自社で行うことに関心を持ち、インテルとの一部事業の買収を検討したこともあります。
さらに、超高性能AIチップを開発するためのファンド「プロジェクトイザナギ」を立ち上げ、米国のトランプ元大統領と会談し、投資計画を発表しました。
今後、ARMはインテルとの協力や、オープンAIとの提携も視野に入れており、AIチップ市場での競争が激化する中、孫会長は新たなチャンスを見出そうとしています。
ブルームバーグによると、AIチップの需要が増加することで、エヌビディアだけでは賄えない部分が生じる可能性があり、これが孫会長の戦略の根幹を成しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/303bdd92d661d19268175a8f6223743c7dcded0c