佐賀県嬉野市では「ティー・ツーリズム」が人気で、観光業は回復基調。高額なお茶体験が話題となる一方、商店街は経営者の高齢化で厳しい状況にある。
要約すると佐賀県嬉野市では、地元の茶農家・永尾裕也さんが提供する「ティー・ツーリズム」が注目を集めている。
この体験は、1万5千円という高額な料金にもかかわらず、訪れる人々から高い評価を得ている。
特に、2016年に行ったイベントでは、無料が当たり前だったお茶を1杯800円で提供し、3日間で約80万円を売り上げたことがきっかけで、地元文化の高付加価値化に取り組むようになった。
観光庁の発表によれば、今年1〜9月の訪日外国人の消費額は過去最高を記録しており、嬉野市も観光業の回復を見せている。
西九州新幹線の開業が追い風となり、宿泊単価は6割増しの1万8千円に達している。
今後、嬉野茶時では茶空間体験の料金を1人2万5千円に値上げする予定で、観光業のさらなる成長が期待されている。
しかし、観光業が好調な一方で、嬉野町の商店街では経営者の高齢化が進み、約30年前の70店舗から現在は32店舗に減少している。
地元の衣料品店の経営者は、今後の閉店を考えているという。
観光需要を取り込む成功事例もあるが、後継者不足や店舗の住居兼用などの問題があり、町の活性化には課題が残る。
地元の人々は、観光客が増えたことをチャンスと捉え、若者の挑戦を支援する町づくりを望んでいる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d2aee15531f40d382c748c67c1bbaac78b9c4fc6