ポリマーケットでトランプの当選確率が一時99%に急上昇。大口のベットが市場に影響を与え、取引が活発化。トランプ候補の勝利確率は63%と見られ、民主党のカマラ・ハリス候補は36%と評価されています。
この現象は、あるエンティティが大口のベットを行ったことで、オーダーブックに一時的な価格のエラーが生じた結果です。
特に「GCorttell93」というアカウントが、450万以上のトランプ勝利の契約を購入し、300万ドル(約4億5000万円)以上を短期間で費やしました。
その結果、27万5000ドル(約4125万円)分が99%のオッズで約定されたのです。
このオッズは、当時の実際のオッズである63%から急激に上昇したもので、トランプ候補の勝利を強く予測する動きが見られました。
残りのベットは、さまざまな価格で約定されており、例えば12万9000ドル(約1935万円)分が65.9セント、10万2000ドル(約1530万円)分が62.7セントで取引されました。
ポリマーケットでは、各結果に対する市場の見解がリアルタイムで価格に反映され、動的なオッズが形成されます。
ユーザーは、希望価格を指定した指値注文を出すことができ、流動性が確保される仕組みです。
取引高が22億ドル(約3300億円)を超えるポリマーケットでは、トランプ候補の勝利確率が63%、対する民主党のカマラ・ハリス候補が36%と見なされています。
このように、ポリマーケットはブロックチェーンベースの注文板を利用し、中央集権型の賭け市場とは異なる透明性の高い取引環境を提供しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0a2f01135e62ed7e0629a3803a02d991e9410608
ポリマーケットでトランプの勝利確率が99%に急上昇したことに対するコメントは、賭けの仕組みやオッズの信頼性に関する疑問が多く寄せられました。
多くのユーザーが、ポリマーケットが単なるギャンブルであり、実際の選挙とは異なる構造を持っていることを指摘しました。
特に、米国の大統領選挙は総取り方式であるため、ポリマーケットのオッズがトランプ支持者の多さを示すものではないという意見がありました。
また、オッズが99%であっても、実際には手数料を考慮すると利益が出ない可能性もあるため、システム自体に問題があるのではないかと懸念する声もありました。
さらに、ポリマーケットの利用者は特定のフィルターがかかっているため、その結果を一般化するのは無知であるという意見もありました。
ロイターの記事によると、ポリマーケットは米国人が賭けることを許可していないため、実際のアメリカ人の意識とは関係がないということも指摘されました。
このように、ポリマーケットのオッズは必ずしも信頼できるものではなく、賭けを行うユーザーの意見や願望が反映されているに過ぎないとの見解が強調されました。