オタフクソースが海外売上高を56億円から100億円に引き上げる計画を発表。新工場設立やODM事業強化を通じて成長を目指す。
この発表は広島市で行われた近況報告会で、334人の取引先関係者を招いて行われました。
オタフクソースは現在、中国、アメリカ、マレーシアの3つの工場で商品を製造し、約50カ国に輸出しています。
特にアメリカでは、東部の売上高が全体の4割を占めており、ロサンゼルス工場だけでは生産が追いつかない状況です。
そのため、2027年度までにアメリカ東海岸に新工場を設立する計画があります。
さらに、来年にはマレーシアの新工場が稼働を開始する予定です。
国内市場では、業務用のODM(Original Design Manufacturing)事業や家庭用のエリアマーケティングを強化し、既存事業の付加価値化を進める方針です。
日光工場の生産体制を整備し、外部委託のネットワークを作ることで、顧客の要望に応える商品を供給できる体制を確立します。
また、家庭用市場では特に東日本で粉ものや揚げ物の新商品開発に取り組むとしています。
中期経営計画のテーマは「食の未来を共創」であり、佐々木社長は社員が自発的に活躍できる環境整備が重要であり、それがステークホルダーへの貢献につながると強調しました。
2024年9月期の売上高は前年比103.9%の275億4500万円、経常利益は113.5%の9億6500万円で、グループ連結では317億6200万円、経常利益18億5500万円を見込んでいます。
今期の計画は、オタフクソースの売上高285億円、経常利益9億8000万円、グループ連結の売上高333億円、経常利益15億8000万円です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3b7f4b50a9097740982370013966e27129c0d246