日立建機が新型中型ホイールローダーを発表。自動速度制御や周囲視認機能搭載で燃費と安全性を向上。年間250台の販売目指す。
これらのモデルは自動速度制御機能や周囲環境認識システムを搭載し、燃費と安全性を大幅に向上させています。
特に「アプローチスピードコントロール」と呼ばれる自動速度制御機能により、ダンプトラックへの積み込み作業時の走行速度を自動で調整できるため、ZW140-7では19%、ZW160-7では5%の燃料消費削減が実現されました。
この機能によりオペレーターは複雑なアクセルやブレーキ操作から解放され、積み込み作業に集中できます。
また、安全性向上のために「AERIAL ANGLE」という周囲視認装置が搭載され、車体周囲270度の映像をキャブ内のモニターに表示可能です。
オプションで前方カメラを追加すれば360度の視界も確保できます。
さらに「ペイロードチェッカー」により、オペレーターはリアルタイムでバケットの積載重量を確認でき、過積載や過小積載を防止できます。
IoT技術も取り入れられ、「ConSite Air」システムにより遠隔での車両診断やソフトウェア更新が可能となり、メンテナンスの効率化が期待されています。
日立建機はこの新型ホイールローダーの年間販売目標を250台と設定し、一般土木、除雪、産業廃棄物処理、畜産、林業、採石などの多様な業種における需要を見込んでいます。
これらの新型機は、燃費性能、安全性、IoT技術の活用により、建設機械の最新ニーズに応える製品となっており、今後の建設現場での生産性向上や作業環境の改善に寄与することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/910c3e97217ce9043ffe87b5676a40aefe4d7c3b