盛田酒造が新たに「盛田味の館」を設立し、酒造りの魅力を発信。伝統技術を若い世代に継承する取り組みも強化中。
要約すると盛田(本社名古屋市中区栄)は、1665年に常滑市小鈴谷で創業した歴史ある酒造会社です。
代表的な日本酒銘柄「ねのひ」は、2024年度の名古屋国税局酒類鑑評会において吟醸酒部門で優等賞を受賞しました。
盛田は小鈴谷工場にて「盛田味の館」を設置し、酒造りの魅力を広める取り組みを行っています。
小鈴谷は伊勢湾に面しており、毎年冬には伊吹おろしと呼ばれる寒風が新鮮な空気を酒蔵に運ぶため、酒造りに適した地域とされています。
盛田の酒造りは手間を惜しまないスタイルで、特に最高級の大吟醸では副杜氏が高温多湿な室内で、種こうじを付けた蒸し米を手でかき混ぜ、温度調整を行いながらこうじの出来具合を見極めています。
このように、酒の味を左右する工程において、細やかな配慮がなされています。
盛田味の館は1990年にオープンし、日本酒の製造工程を紹介するほか、生原酒の量り売りも行っています。
毎年2月には「ねのひ蔵開き」を開催し、搾りたての日本酒や飲み比べ、さらには清酒酵母で仕込んだ赤ワインやウイスキーの限定品も販売され、多くの来場者で賑わいます。
最近、伝統的な酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受けて、杉浦健朗工場長は「酒造りの技術に関心を持ってもらい、若い世代に継承していきたい」と意気込みを語っています。
このような取り組みを通じて、盛田は地域の酒造文化を発信し続けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2ef1ec24e82e66f46bb3dbdccca47cbc67ed836c