JPモルガンCEOのダイモン氏が再びビットコインに「価値はない」との見解を示し、悪用の実態を指摘。銀行はブロックチェーンの強化に注力しつつ、ビットコインの金融商品としての利用も進めています。
彼は12日のCBSニュースのインタビューで、「ビットコイン自体には本質的な価値はない」と発言し、ビットコインが人身売買やマネーロンダリング、ランサムウェアに悪用されることから、あまり良い印象を持っていないことを強調しました。
ダイモン氏は長年にわたりビットコインに反対しており、過去に見解を180度転換したブラックロックのラリー・フィンクCEOとは対照的に、彼のスタンスは変わっていません。
興味深いことに、JPモルガンはビットコインの金融商品としての利用拡大から利益を上げている一方で、ビットコイン現物ETFの公認参加者としても活動しています。
また、JPモルガンは最近、ブロックチェーンプラットフォーム「オニキス」を「キネクシス」にリブランディングし、現実世界のトークン化を強化する取り組みを進めています。
同行の決済部門の共同責任者、ウマル・ファルーク氏は、現実資産のトークン化を通じて現在の金融インフラの制限を減らすことを目指していると述べています。
さらに、JPモルガンは2025年第1四半期にプラットフォーム上にオンチェーン外国為替機能を導入する予定です。
ダイモン氏の今回のコメントは、ドナルド・トランプ氏が再び米国大統領に就任する直前に発表され、トランプ氏がビットコインと暗号資産に友好的な規制環境を提供する意向を示していることも影響していると考えられます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5a48e928e36b2c2ffe005e0221ed84ecdbd0df81
JPモルガンのCEOがビットコインに対する否定的な見解を再表明したニュースに対し、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
コメントの中には、ビットコインの価値に疑問を呈する意見があり、「数字の羅列に価値があるとは思えない」といった表現が見られました。
また、ビットコインの現物の概念が理解できないという意見もあり、実物資産と比べてビットコインの価値が薄いとする声がありました。
さらに、ビットコインは犯罪に利用されることがあるが、それはビットコイン自体の問題ではなく、利用する者の問題だとする意見もありました。
過去に株式投資から暗号資産に移行した人の中には、含み益が大きくなったという体験を語るコメントもあり、ビットコインの価格が存在することを認める声もありました。
価値は文化や時代によって変わるものであり、ビットコインもその一部であるという意見もありました。
一方で、ビットコインが持つリスクについて警鐘を鳴らすコメントもあり、突然価値がなくなる可能性を指摘する人もいました。
全体として、ビットコインに対する評価は賛否が分かれ、様々な視点からの意見が交わされる場となりました。
ネットコメントを一部抜粋
数字の羅列に価値があるとは思えない。
価値はないかもしれないけど、価格は存在するのです。
マネーロンダリングや人身売買にビットコインが使われていても、それはビットコインを利用する悪党が悪いだけ。
意味は分かる。
でも本質的にはデジタルゴールドが正しいと思う。
最近、東京の飲食店でもビットコイン払いが出来るようになってきました。