NECの社員が就活中の学生にわいせつ行為を行い逮捕。NECは採用活動のハラスメント相談窓口を設置し、指針を見直し面会ルールを厳格化。
この事件は1月8日に発生し、NECは1月14日にその詳細を公表しました。
逮捕を受けて、NECは採用活動に関するハラスメント相談窓口を開設し、採用活動指針を見直すことを決定しました。
具体的には、面会のルールを厳格化し、従来の「個室での面会禁止」という方針から、1対1の面会を会社施設または大学構内のオープンスペース、オンラインに限定し、面会時間を1時間以内に制限することに変更しました。
また、面会は平日午後9時まで可能としていたものを、平日午前9時から午後6時までに見直しました。
さらに、飲酒に関するルールも厳しくなり、OB・OG訪問時の飲酒は禁止されていたが、インターンシップ時の懇親会での飲酒も今後は全て禁止されることになりました。
面会時には、時間や場所、学生の氏名を事前に上司と採用担当者に報告することが求められ、採用に関与する社員は採用活動方針に基づく誓約書を提出することが義務付けられます。
なお、学生との連絡に個人のメールや携帯電話、SNSを使用することは引き続き禁止されています。
NECはこの事件について「大変遺憾」とし、被害者や関係者に謝罪の意を表しました。
また、当局の捜査に全面的に協力し、事実確認後に厳正な処分を行うとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/04d736620614a56ab56d95a7752be7513b20f1fd
NEC社員の逮捕に関するネットのコメントでは、ハラスメントの相談窓口を開設したことが、企業のブランド価値を守るための表面的な対応に過ぎないという意見が多く見られました。
特に、企業が自ら設けた相談窓口では、内部での情報隠蔽が行われる可能性が高く、実際に相談することが就活生にとってリスクを伴うとの指摘がありました。
また、ルールの変更が行われたとしても、それが実効性を持つかどうかについて懐疑的な声が多く、罰則の明示や地道な教育の重要性が強調されました。
さらに、就活生が企業側に対して強い立場を持つことが難しい現状があり、企業の公式発表を鵜呑みにすることが自らのチャンスを逃すことにつながるとの意見もありました。
コメントの中には、大学と企業が協力して、学生の安全を守るための取り組みが必要だとの提案や、ハラスメントが発生する背景には企業文化の問題があるとの指摘もありました。
全体として、企業の対応が表面的であり、実際の問題解決には至っていないとの懸念が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
ハラスメントの相談窓口を開設したが、内々で処理するためのものではないか。
学生は企業活動を知りたいだけで、必ずしも就職希望ではない。
ルールの変更はピントがズレている気がする。
企業側が相談窓口を設けるのはおかしいと思う。
就活生が相談窓口に連絡するのは自らの首を絞めることになる。