NTT Comが新たに提供する「WideAngle ASM」は、企業のIT資産のセキュリティリスクを可視化し、軽減するサービスです。定期スキャンやアラート通知機能を搭載し、未然にセキュリティ事故を防ぐことが可能です。
このサービスは、攻撃対象領域管理(ASM)という手法を用いて、インターネット上に公開されているサーバーやネットワーク機器、IoT機器の情報を収集・分析し、潜在的な不正侵入経路を特定します。
具体的には、サイバー攻撃者の視点からIT資産の弱点を可視化し、企業が継続的にセキュリティリスクを軽減できるよう支援します。
WideAngle ASMは、エス・エム・エス・データテックの「ダークウェブアイ」とNTT Comのセキュリティヘルプデスクと連携しており、企業は通知を受けた後にパッチ適用や設定の修正を行うことで、未然にセキュリティ事故を防ぐことが可能です。
さらに、NTT Comは「Cyber Exposure Management」の一環として、他にも「WideAngle マネージドCSPM」や「WideAngle アドバイザリープラス」といった多様なソリューションを提供しています。
WideAngle ASMは、週に一度の定期スキャン機能を搭載しており、IPアドレスやドメイン、ポート、OS、脆弱性情報などを検出します。
また、アラートが発生した際には指定のメールアドレスに通知する機能や、IT資産とアラートの情報をポータルで確認できるダッシュボード機能も提供しています。
さらに、情報漏えい検知機能を通じて、ダークウェブでの情報漏えいを監視し、企業に対して迅速な対応を促します。
今後は、データ収集の間隔選択やユーザーアクセス権限の設定など、ユーザーのニーズに応じた機能拡充が予定されています。
また、生成AIを活用したアドバイザリーや運用支援の強化も計画されています。
サービスの利用料金は、ASMのみで1ドメイン当たり月額4万5000円、情報漏えいサービスを含む場合は月額7万5000円で、最低利用期間は12カ月、初期費用は不要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8603e39c1ceb9ef38a1e8cbde6ad4bc400bdc827