サウジアラビアが2030年までに1億5000万人の観光客を目指し、8000億ドルの投資を行う観光戦略を発表。新たなリゾート開発やユニークな体験を提供する計画が進行中。
要約するとサウジアラビア政府は、2030年までに年間1億5000万人のインバウンド観光客を受け入れることを目指し、8000億ドル（約125.6兆円）の観光投資計画を発表しています。
この戦略を推進するため、サウジアラビア政府観光庁（STA）の米国・欧州地区代表であるハジム・アル‐ハズミ氏は、観光の「本物であること」と「パーソナライゼーション」が鍵であると強調しています。
具体的には、紅海沿岸におけるビーチリゾートの開発が進行中で、2024年には4軒、2025年には16軒の新リゾートが開業予定です。
また、サステナブルな観光地の実現にも取り組んでおり、ユニークな旅行体験やストーリーテリングの強化を目指しています。
さらに、女性の一人旅を促進するためのプロモーションビデオも制作しており、訪問者の男女比はほぼ半々に近づいています。
サウジアラビアには、8つのユネスコ世界遺産や古代都市アルウラなど、まだ知られていない魅力的なスポットが多く存在します。
STAは、観光ブランド構築を2025年の重点領域とし、インフルエンサーや旅行会社とのパートナーシップを通じて、サウジアラビアの物語を広める活動を行っています。
テクノロジーの活用も重要視されていますが、アル‐ハズミ氏は人間の介在が体験において不可欠であると述べています。
2022年には米国および欧州からの訪問客数が95万人だったのに対し、2023年は240万人に増加しており、2024年も300万人に達する見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27c986b78fcfdd6465ef269bfae0a9ca2dfe8752