想田和弘が新作映画『五香宮の猫』を公開。猫と地域コミュニティの未来を描いた観察映画が注目される。
要約すると想田和弘氏が手がけるドキュメンタリー映画『五香宮の猫』は、観察映画の特徴を持ち、事前のリサーチや台本を作らずに撮影を進めるスタイルが際立っています。
彼は、現実をありのままに観察し、撮影を通じて出会った人々や出来事を映画に取り入れています。
この映画は、10月19日から劇場公開される予定で、彼が新たに追求した「五香宮」という神社を舞台にしています。
五香宮は岡山県牛窓に位置し、多くの野良猫が生息していますが、猫を愛する人々と、糞尿被害に悩む住民との間には意見の対立が存在します。
約4年前、地域の妥協策として猫の一斉捕獲と避妊去勢手術が始まり、想田氏もその様子を記録するためにカメラを回し始めました。
撮影を進める中で、五香宮には多様な人々が集まり、猫たちが自由に暮らす理由を見出しました。
彼はこの場所とコミュニティに魅了され、2年近くの撮影を行いました。
しかし、地域コミュニティは高齢化が進み、手術を受けた猫たちも次第に命を失っていく現状があり、五香宮から人も猫も消えてしまうのではないかという不安を抱いています。
彼はこの映画を「タイムカプセル」として、今残っている愛おしい光景を記録し、将来に伝えたいと考えています。
また、同時期に彼のフォトエッセー「猫様」の単行本も出版される予定で、映画がどのように受け止められるのか、期待と不安を抱きながら公開を待っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fe3ffa33cd45135b932c79322186a0215c3fb951