イーサリアムがガスリミット引き上げ、トランザクション処理が進化

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イーサリアムが「ガスリミット」を引き上げ、より複雑なトランザクション処理が可能に。ネットワーク性能への影響も考慮。

要約するとイーサリアム(Ethereum)の「ガスリミット」が、2023年2月4日にバリデーターの過半数の承認を受けて引き上げられました。

この調整はハードフォークを必要とせず、自動的に実行されました。

今回の引き上げは、2022年に行われたメインネットの大型アップデート「マージ(The Merge)」以降、初めてのことです。

イーサリアムは、従来のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へのコンセンサスアルゴリズムに移行した際、ガスリミットを1500万から3000万に調整しました。

「ガスリミット」とは、単一のトランザクションで使用できるガスの上限値を指し、これを引き上げることで、より大きな計算を必要とするトランザクションや、複雑なスマートコントラクトの処理が可能になります。

しかし、ガスリミットが大きすぎると、ブロックごとのデータ量が増加し、ハードウェアの負荷が高まることから、ネットワークのパフォーマンスや同期に悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、適切な値に設定することが重要です。

データ分析サイト「GasLimit.Pics」によると、過去24時間の平均ガスリミットは35,461,886であり、イーサリアムにおけるガス代は、ガス価格(Gas Price)に使用したガス量を掛け算して算出されます。

ガスリミットは、トランザクションの処理時に使用するガス量の上限を示し、トランザクションごとにこのガスリミットを基にガス代が発生します。

大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/08291496015a662145a25d9aa6da7df30fe5597f

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