お金は幸福感に影響を与えるが、その役割には限界があり、社会的つながりや自己実現も重要な要素であることが研究で示されています。
行動経済学の権威であるダニエル・カーネマンとアンガス・ディートンの共同研究では、年収7万5000ドル(約630万円)を超えると幸福度の上昇が鈍化することが示されました。
2025年にはこの閾値が12万ドル(約1850万円)に上がる可能性がある一方で、日本では約1000万円程度と見積もられています。
お金が不足しているとストレスや不安が増加し、基本的な生活費が確保されていることが精神的な幸福感に寄与することがデータからわかります。
しかし、幸福度の高い国々は必ずしも1人当たりGDPが高いわけではなく、社会的支援や健康、自由度などの非金銭的要因が重要であることが示されています。
さらに、ハーバード大学の研究によれば、自分のためにお金を使うよりも他人のために使うことで幸福感が高まることが明らかになっています。
特に沖縄の高齢者は、地域社会の強い絆やシンプルな食生活、目的意識を持っていることが幸福感を高めています。
このように、お金は幸福感の重要な要素ですが、その役割には限界があり、社会的つながりや自己実現がより重要になることが示されています。
富裕層になると新たなストレスが生まれることもあり、資産管理や教育が重要な課題とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f12f6ecd890a35f934ee6ab7d2a7dde9c44b74f7
コメントでは、お金と幸福の関係についてさまざまな視点が語られていました。
多くの人が、お金が幸福感に与える影響を認識しており、特に生活の基盤としての重要性を強調していました。
例えば、あるコメントでは、報酬が内発的な動機を弱める実験が紹介され、報酬なしで生きることの難しさが指摘されていました。
さらに、他のコメントでは、幸福の感じ方は個人の価値観や社会的背景によって異なることが強調されていました。
お金があることで心に余裕が生まれるという意見や、逆にお金が目的化してしまう危険性についても言及されています。
また、幸福を感じるためには、他人と比較せず自分自身の幸せを見つけることが重要だという意見もありました。
全体として、コメントはお金が幸福に影響するものの、それだけでは不十分であり、内面的な要素や社会的背景も考慮する必要があるという結論に至っていました。
ネットコメントを一部抜粋
ただ絵を描くのが楽しくて描いている子どもたちに、絵を描いたら報酬を与えるようにすると、報酬がなければ描かなくなったという実験があるそうです。
お金が良かったんですものね。
ここ最近は、「ひとりでも幸福」「交際経験が無くても幸福」というのが増えた気がします。
結局は人生はお金が有るか無いかで決まる。
お金で幸福が買えるというより、お金がないと不幸になる。