闇バイト強盗の増加で防犯意識は高まったが、実際の対策は3割未満。具体的な行動が求められる。
特に、住人に暴行を加える悪質な強盗事件が相次いでいることから、ソニー損害保険株式会社は「自宅の防犯対策の見直し状況に関する調査」を実施しました。
この調査によると、闇バイト強盗の報道を受けて防犯意識が向上したと答えた人は65.0%に上る一方で、実際に防犯対策を行った人はわずか3割未満という結果が出ました。
調査対象は持ち家で火災保険に加入している300人で、2025年1月7日から8日の期間に実施されました。
防犯意識が高まったと回答した人の中には、「何をしたらいいのか分からない」と感じている人が47.9%と多く、具体的な行動を起こすことができていない現状が浮き彫りになりました。
さらに、防犯対策を実施していない理由として「対策しても効果があるか疑問に思っている」との回答もありました。
実際に防犯対策を行った人の中で最も多かったのは「戸締まりの徹底」で約6割が実施しており、次いで「防犯カメラの設置」が41.0%となっています。
このように、防犯意識が高まっているにもかかわらず、具体的な対策が取られていないことが問題視されています。
特に、強盗犯罪では窓からの侵入が多いため、戸締まりだけでは不十分であり、防犯フィルムの貼り付けや補助錠の設置など、複数の防犯対策を組み合わせることが推奨されています。
防犯カメラやダミーカメラの設置も効果的で、抑止力を高めるためにはこれらの対策を早急に検討する必要があるでしょう。
自身や家族を守るために、早めに防犯対策を講じることが重要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0da68569ac858f639c4a0fc011116297263a4bb3