韓国政府が中国のAI「ディープシーク」に対し、機密流出の懸念から接続制限を実施。公企業や民間企業も使用禁止の動きが広がる。
要約すると韓国政府が中国製生成型AIプログラム「ディープシーク」に対して、データセキュリティの懸念から接続制限を導入した。
行政安全部は「ディープシーク注意報」を発令し、中央官庁や17の自治体に対して「AI関連セキュリティガイドライン」を配布した。
このガイドラインには、生成型AIへの個人情報の入力を控えるよう求める内容が含まれており、一部の官庁ではディープシークへのアクセスを禁止する措置を講じている。
特に、産業通商資源部や国防部は、敏感な情報を扱うため独自の判断でディープシークへのアクセスを遮断した。
外交部も全般的なセキュリティ性を検討中であり、政府はディープシークをターゲットにしたわけではなく、生成型AI全般に対する技術的懸念を考慮している。
さらに、公企業や民間企業もディープシークの使用を禁止する動きが広がっており、韓国水力原子力やカカオなどが社内で禁止令を出している。
行政安全部の個人情報保護委員会は、ディープシーク本社に対して個人情報の収集や処理に関する確認を求める質問書を発送しており、回答を待っている状況だ。
こうした措置は、未検証の中国製AIプログラムによる機密情報の流出を防ぐためのものであり、韓国政府は今後も慎重な姿勢を崩さないと見られる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/25b2bd92a0e59c184680be56a143593bc6edad5a