シニア層の61.2%がスマホ詐欺を心配し、84.4%が不審な連絡を受けた経験あり。具体的対策は不十分で、事後的な行動が中心。
この調査は、60歳から79歳の男女10,000人を対象に行われ、シニア層がスマートフォンを利用する際のセキュリティ意識や実際の対策について詳しく分析されています。
調査によると、シニアの61.2%がスマホを用いた詐欺に対して「非常に心配」または「ある程度心配」と感じていることが明らかになりました。
また、84.4%のシニアが「身に覚えのない連絡を受けた経験がある」と回答しており、その中でも電話やメール、SMSを介したトラブルが多く見られました。
さらに、72.4%のシニアがスマホに関するトラブルや困りごとの経験があるとし、特に「機能を使いこなせていない」という悩みが43.9%と最も多く挙げられました。
相談先としては、同居している家族や通信会社のカスタマーサポートが上位にランクインしています。
調査では、シニアの約60%が何らかの形でセキュリティ対策を行っているものの、具体的な対策としては事後的な行動が多く見られ、画面ロックやセキュリティソフトの利用、定期的な見直しは半数を下回る結果となりました。
具体的には、74.2%が怪しいメッセージやリンクを開かないようにしている一方で、システム的な対策はあまり進んでいないことが示されています。
これらの結果は、シニア層のスマホ利用におけるセキュリティ意識の高まりを示す一方で、実際の対策には課題が残ることを浮き彫りにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/75dffaa979c42d6bc9ba77fcfef88804185e616a