2024年の特殊詐欺被害が約2千億円に達し、SNSを介した詐欺が増加。警察庁は注意を呼びかけている。
要約すると2024年の特殊詐欺による被害総額が約2千億円に達し、過去最悪の水準に達したことが警察庁のまとめによって明らかになった。
特に、SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺が急増しており、これらの詐欺による被害額は前年比約812億8千万円増の約1268億円に達している。
一方、特殊詐欺の被害額も前年比約269億円増の約721億5千万円となっており、どちらの詐欺も非常に深刻な状況である。
特筆すべきは、振込の際にインターネットバンキングが多く利用されている点で、これにより高額な取引が行われ、周囲が詐欺に気づきにくくなっている。
ネットバンキングを利用した振込は、特に投資・ロマンス詐欺において全ての振込において行われており、特殊詐欺に関しても500万円以上の振込による被害の約7割がネットバンキングを通じて発生している。
警察庁は、ネットバンキングの口座開設や送金を執拗に要求する相手には注意が必要であると警告しており、金融機関には不正取引を早期に検知するためのモニタリングシステムの活用が求められている。
また、2024年の刑法犯認知件数は73万7679件に達し、3年連続で増加していることも懸念材料となっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c02b98a17b4f3658757dfce2b403a68e3c09395c