中国のAI企業DeepSeekが米国でのセキュリティ懸念を受け、企業や政府のアクセスが制限される一方で、マイクロソフトなどは導入を進めている。
特に、米国のサイバーセキュリティ企業はDeepSeekの個人情報保護対策が脆弱であると警告し、中国政府に情報が漏洩する危険性を指摘しています。
このため、DeepSeekへのアクセスを遮断する企業が数百社に達しており、米国政府や軍も段階的にアクセス禁止を進めています。
さらに、イタリア、アイルランド、英国などの各国政府も同様の調査や遮断措置を開始しています。
日本においても、林芳正官房長官がDeepSeekの生成AIサービスに言及し、個人情報保護に関する特別な対応が決まっていないことを明らかにしましたが、AIに関する国際的な動向を注視し、適切な対応を検討すると述べました。
一方で、DeepSeekの技術を取り入れる動きも見られ、マイクロソフトはDeepSeekの推論モデル「DeepSeek-R1」の安全性評価を終え、AI開発プラットフォーム「Azure AI Foundry」での提供を開始しました。
これにより、マイクロソフトの顧客企業は自社のAIアプリにDeepSeek-R1を統合できるようになり、NVIDIA、インテル、AWS、AMD、セレブラスなども次々と自社製品にDeepSeekを導入しています。
このように、DeepSeekに対する対応が二極化している状況が浮き彫りになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c98c7b058d0f8a8da759389f71a45e31af853db1
コメントでは、米国のIT企業がDeepSeekを導入する動きについて、非常に前向きな反応が見られました。
特に、マイクロソフトを含む多くの企業がオープンソース版のDeepSeekを利用し、その革新性や計算効率を高く評価していることが強調されていました。
ある経営者は、AIに革新をもたらしたと称賛し、NVIDIAの代表もその特定分野への特化を評価していたようです。
これに対し、政府では安全性やデータ送信に関する懸念が議論されていたこともありましたが、開発現場では技術を取り入れるための競争が激化していたようです。
また、DeepSeekのオープンソースとしての利用は、データを中国のサーバに送信せずに運用できる可能性があり、安全性を確認しながら自前のインスタンスで稼働させることができる点が指摘されていました。
このように、オープンソース版を利用することで、企業はリスクを管理しつつ新たな技術を活用できる状況にあったようです。
一方で、DeepSeekの提供するアプリサービスには注意が必要であり、政府が警戒しているのはその部分であることがコメントの中で繰り返し強調されていました。
特に、データが中国の法律に従うことになるため、利用方法に関する誤解を避けるための情報提供が求められていました。
全体として、米国のIT企業は技術革新を追求しつつも、リスク管理に努めている姿勢が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
もともと以前から米国IT企業は、政府の対中警戒姿勢を余り気にせず、若い世代ほど中国人を抵抗無く採用しているというのを5年ぐらい前の報道で観ました。
米国のテック業界のDeepseekへの反応は本音では良い意味で驚異的と考えているようです。
Deep Seekは無料アプリとして提供されており、その高い技術完成度は米国のハイテック企業CEOなど業界関係者から広く認められ、自社製品にも積極的に採用されています。
DeepSeek自体は、オープンソースになっているから、必ずしもデータを中国サーバに送らなくても使えるんだよね。
日本政府及び各国政府が警戒しているDeepSeekは、あくまでアプリサービスとしてのDeepSeekだよね。